仕事で使う必要が出てきそうなので、FTP Droplet Toasterの強化に取りかかった。FTP Droplet Toasterは、外部の人間や自社内のアルバイト的なスタッフにFTPサーバーへのファイルのアップロードを行わせる際に利用するものとして以前に試作した。記述言語は例によってAppleScriptだ。
これが何のためのソフトウェアであるかを、ひとことに説明することはなかなか困難だ。FTP Droplet Toasterは、FTP接続用のソフトウェアではない。FTPでアップロードを行う、再配布可能なドロップレットそのものを生成するソフトウェアだ。
FTPサーバー経由でデータのやりとりを行いたいが、ユーザーアカウントを明かしたくないとか、そもそもFTPソフトウェアの使い方を教える手間が惜しいといったときに、決まりきったサーバーにただファイルをアップロードするだけのドロップレット(ドラッグ&ドロップ可能なアプリケーション)を渡して使わせるというのが自分の描いたシナリオだ。
かなり実験的な色が濃いというか、そもそもフリーでバラ撒いてみたのは世間の反応を伺うことが目的であった。だが、
(1)コンセプトがなかなか理解しづらい(一般ユーザーにとっては、「アプリケーションを自動生成するソフト」という概念がはてしなく難しい)
(2)実際に使おうとしても、GUIがなかったりで割とおっかない
といったところで、そんなに爆発的にユーザーを抱えるものにはならないだろうという見込みは当初からあった。
久しぶりに見直してみて、
(3)設定そのものが分かりにくい。設定内容が合っているのかどうか確認する方法に乏しい
というマイナス要素があることも分かった。一応、旧バージョンにおいても、入力されたユーザーアカウントの情報に基づいてチェックもしてくれはするのだが、割とユーザーへのフィードバックは少なく寡黙である。
FTP Droplet Toasterは、サーバー系との組み合わせによって、FTPアカウントの自動発行システムだとか、そういうサーバー寄りにスケールしていくイメージで構想を練った。
だが、エンドユーザー寄りの部分のユーザビリティを強化しないといけなさそうだ、ということも(1人で)検討したすえに分かってきた。
追加機能で、生成するドロップレットに動作期限をつけられるようにもしてみた。外部の人間にドロップレットを配布した際に、仕事が終わったあともアクセスできるような状態にはなっていてほしくないのだ。ドロップレットの生成時に動作期限を設定することで、情報の漏洩を防いでみるつもりだ。
FTPなんだから平文でパスワードも流れてしまっているし、そこんとこネットワークプロトコルモニタで調べればいっぱつなので、仕事で一時的に使用したFTPアカウントは終わったらすぐに削除するとか、そもそもSecureなFTPで接続するようにすべきとか、そういう意見はすべてもっともだ。このへんが、試作品クオリティということでごかんべんいただきたい、と誰に向かって書いているのやら…………(汗)
さらに、本ソフトについて多方面に意見を求めたところ、サーバーの管理者からは「これは、ダウンロードは行えないのか?」といった意見も出てきた。
ダウンロードを行うというのは、当初の構想にはまったくなかったのだが、たしかにアップロードだけでダウンロードできないと困ることも多々ある。
iMac Core Duoを開発用に買ったはよいが、このマシンに変わったとたんにプログラム開発がぱたっと止まった。なにか、とんでもなく目が疲れる感じがする。気が乗らない。画面は大きく、マシンのパワーも段違いなはずなのに、いまひとつ生産性が上がらないのだ。キーボードがおろしたてで、いまひとつ快適な打鍵感を得られていないというのもあるかもしれない。
こんな文章程度なら、ほとんど考えずに打ち続けられるものだが、プログラムはなかなかそういうわけにはいかないのだ。
まあそんなこともあって、このiMac Core Duoでの開発に慣れるためにも、FTP Droplet Toasterぐらいのものを作ってみるのもよいだろうと考えたのものだ。
